2015.06.15 Technical Information

Subject: DETENTIONS INCREASING IN US

対象 : 船主 / 船舶運航管理者 / 船長

USCGは、入港前またはPSC検船前に報告されていない欠陥および、そのためのコレクティブアクションにおける検査を強化しています。
この検査の強化により、USCGにおけるディテンション数が著しく増加しています。船長が報告する前に、USCGが欠陥事項を発見し、適切なコレクティブアクションが取られていないと判断された場合には、船主および船長が欠陥項目を対処せずに航海を続けようとしていたとして、ディテンションを発行する模様です。

このようなディテンションは、欠陥項目を旗国に報告している旨ならびに、コレクティブアクションがとられていることが確認できる証拠を提示することによって、回避することが可能です。

ディテンションおよび船舶の航海スケジュールの遅延回避のために、船主、船舶運航管理者ならびにDPAは、以下の点をご確認ください。
• 船長および乗組員に、本船の全ての欠陥、故障機器等を報告、さらに、SMSに基づくコレクティブアクションを確実
  に実施するよう指示
• オーストラリア入港前に、主管庁(safety@liscr.com)に、本船の全ての欠陥、故障機器等を報告
• Advanced Notice of Arrival(ANOA)の写しに主管庁の(noa@liscr.com)が含まれていることを確認
• 正確なPre-Arrival Checklistを主管庁(safety@liscr.com)に提出

USCGにおいて、事前に主管庁に報告されず、またコレクティブアクションが取られていなかったため、結果としてディテンションを発行させてしまった欠陥項目については、下記より原文を参照ください。
また、主管庁の対応によって、ディテンションを回避できたケース"RECENT SUCCESS STORIES"をご紹介しています。

原文:Marine Advisory: 03/2015


<本件お問い合わせ先>
リスカジャパン(株)
金坂
Tel: 03-5419-7001 / Email: info@liscr-japan.com