ギニア湾区域における海賊対策の暫定ガイドライン
2014.04.07 Technical Information
ギニア湾区域における海賊対策の暫定ガイドライン
Subject: Interim Guidelines for protection against piracy in the Gulf of Guinea region
当Marine Security Advisoryは、Marine Security Advisory 2/2013の改訂版になります。
対象:船主 / 運航者 / 船長
当Advisoryは、下記1)及び2)の地域を航行するリベリア籍船のための暫定ガイダンスの最新版になります。海賊行為増加の影響により、ガイドラインの対象地域として、新たにアンゴラ沖が含まれました。
1) ギニア湾区域のカスピ海沿岸諸国の沿岸沖を航行するリベリア籍船及び、
2) コートジボワール及びトーゴ並びにベナン、ナイジェリア、カメルーン、ガボン、
南ナミビアの沿岸沖及びそれらの領土
3) アンゴラ沖
ギニア湾区域の海賊及び武装強盗(以後「海賊」とする)は、一般化した上、増加傾向にあります。攻撃は、より広範囲かつより凶暴になっているため、当地域におけるガイドラインを緊急に確立する必要があります。船主及び管理者、CSOは、海賊からの攻撃を阻止するために、当Advisoryで示す通り、本船の保安状況評価を行ってください。
(当該域は、原文に添付されていますので、ご参照ください。)
最近のアンゴラ沿岸沖海賊事件により、ギニア湾の北側及び東側区域、並びにアンゴラ沿岸沖を航行する船舶は、船舶安全レベルをレベル2同等に設定してください。
主管庁は船主、運航者及び船長に対し、BIMCO及びICS並びにINTERCARGO、INTERTANKOにより作成され、Nato Shipping Centerが支持している新暫定ガイドライン(原文に添付)を、十分考慮することを強く推奨します。ソマリア沖における海賊と、ギニア湾区域の海賊は異なりますが、最新のBMPの大部分は、ギニア湾区域の海賊にも適応可能となっています。新ガイドラインは、BMP4及びギニア湾区域の海賊の現状とのギャップを埋めることを目的として作られ、BMP4との関連個所について言及されているため、BMP4と併せて参照することをお勧めします。
MARINE SECURITY ADVISORY: 1-2013.に添付の主管庁発行のガイドラインに従い、該当区域内を航行する前に、CSOは、Ship Security Assessment(SSA)を見直し、当暫定ガイドライン及びBMP4が十分に考慮されるようにお手配されることをお願い致します。
原文:Marine Security Advisory: 1/2014
<本件お問い合わせ先>
リスカジャパン株式会社
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